皆さんこんにちは☺住宅事業部の井戸です。
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大によって思わぬ影響が住宅業界にも広がってまいりました!それにともない材木の価格高騰や品不足による工期の遅延など新聞やTVニュースでも取り上げられている『ウッドショック』!!一般住宅では全体の約60%が木造住宅であり住宅を作るうえでは欠かせない材料です!!
今現在、住宅の材木の約70%が海外からの輸入によるものです。その材木が日本に入ってこない!!と言う事です。
大きな要因は3つ
1.歴史的な低金利で米国の住宅市場が活発な事。米国では在宅勤務に伴う郊外戸建てブームが起き、材木需要が急増した結果、材木価格が急上昇している。
2.中国による材木の高値買付です。中国経済は新型コロナからいち早く回復したことにより高値で材木を買い付けており、日本は中国に買い負けるようになった事。
3.日本に木材を輸送する手段がないという点です。新型コロナによるロックダウンで海運業に携わる港の労働者が減少したため、コンテナが世界中の港に滞留する事になり世界的なコンテナ
不足となった事。
弊社住宅でも多く使用している柱、梁の供給がとっても不透明です。『では国産材を使えば良いのでは?』って声が聞こえてきそうですが・・・・・。
国産材の歴史は輸入材の需要が始まった時から、長い年月をかけ供給量が減った現状があり、急激に増加した需要を増やす人材や環境が有りません。
現状では日本国内にある在庫や多少ある輸入材を多くの業者が取り合う事態になっています。以上のような要因で多くの材木価格が昨年より3倍~6倍とも言われる位高騰しています。
これが今、住宅業界に起きている『ウッドショック』です。
スズイチとしましても協力業者と一丸となり対策していますが、今すぐの着工などお約束できないのが現状です。
ただしスズイチでは『ウッドショック』の影響のない軽量鉄骨住宅や重量鉄骨そしてリフォームなども行っております。
現在家づくりを検討中のお客様には、『できるだけ早く住宅会社を決定して』とおすすめします。こう言うと「そんなこと言って契約を急がせている」「煽って契約させようとしている」と思
われるかもしれませんが、木材の供給不足は実際に起こっています。
必ず数百棟、数千棟建築する大手メーカーならばともかく、年間数十棟の地元ビルダーでは建てるかどうかわからない時点で材料の調達はできません。
ご契約いただいてから調達するのが基本です。
先ほどお話しした通り、設備や建材も軒並み値上がりしています。
少しでも早く調達した方が価格を抑えられるのが現状です。
煽っているわけでも脅しているわけでもありません。
「お子さんの入学までに」といった期限があるお客様は、早めに契約した方が良いと思います。
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